一年ぶりに郷里に帰った
母はよく福岡まで出てきてるけれど
私たち娘の帰省は最近では年に一回になってしまった
年に一回の帰省だと
近所が空家になっていたり、知人のおばちゃん一人暮らしになっていたり
小さい頃とは様変わりしている
そういう我が家も母の一人暮らしは8年ほどになる
私たちにちょくちょく会うとはいえ、
かつて7人で住んでいた家に1人で寝起きするのは
寂しいだろう
今の母にとって一番幸せな生活ってどんな感じだろう
そして、私自身どんな老後を送るんだろう
気丈に生きていけるだろうか
毎年いろんなことを考えさせられる盆休み
常々感じる、仏様にまつわる行事って
生きている私たちのためにあるのではないかと
立ち止まって考えてみる
今までのこと、これからのこと
家族のこと…など
答えがでるわけではないけれど
ちょっと想像してみるだけでも
少し余裕を持って家族と接することができる
タイトルを考える気にもならない
ちょっとしたことで怒った、というかへそを曲げたお父ちゃん
お父ちゃん…と書くことさえ抵抗がある
私はおおいにガッカリした
小せぇ男だ!
私は面と向かって不機嫌な様子は表わさない
話は適度にシカトする
同じ部屋でテレビは観ない
向こうが二階へと消えるのを待つ
ただ、向こうは台所のテレビを見ながら居座るので
後片付けが深夜になる
ただでさえナーバスになってる私、
深夜に後片付けなんかしたくない
ちょっと向こうに失望したからって
こんなに凹む自分が情けない
あまり衝突しないので、衝突したときのダメージが大きく
自分で持て余してしまう
明日は長男が帰省してくる
勘が良いのでこの状態にすぐ気付くだろう
長男は冷静に分析し、決してどちらかの肩は持たない
結果、両方の悪いところをあぶり出してくれる
却って、ストレスがたまる
早く誰かにこの愚痴をダラダラぶちまけたい!!
お父ちゃんは買い物が大好き
自分のおつまみは会社帰りに買ってくる
見切り品なんか見つけると嬉しそうに
見せてくれる
スーパーから電話してきて何か要るものはないかと…
ちょっと便利なオヤジ…ではある
夕方、帰宅時間を聞きたくて電話すると
「何?買い物?」そんなに頻繁には頼んでないのに
毎朝のチラシCHECKは欠かさない
ひいきのスーパーのチラシは毎週水曜に入るので
次の水曜まで捨てられない
だから、物の底値を熟知している
これで野菜の名前、新鮮さなんかがわかったら
ホントに便利なんだけど
新発売のチュウハイには敏感ですかさず私に買ってきてくれる
はい!新しいの見つけたばい!
お父ちゃん…ありがとう、でもね…
チュウハイを買うの100回我慢して
ダイヤモンドの小さいのでいいけん、買ってきてぇ~(*_*;
って、いうのがテレビでやってた
一番驚かされたのが、ママが二人。って家族
お父さんだった人が自分というものに疑問を抱きつつも、
結婚し子ども二人が生まれてから、しばらくして
ついに自分の性同一性障害に真正面から向かい合う決心をし、
カミングアウト…その後手術して性転換したという話
子どもさんたちは物心つく前にもうその状況だったので、
抵抗はないらしい
二人ともすごくいい子だった
奥さんも好きで一緒になったひとだからと受け止めている
『慣れました』という言葉が印象的だった
へぇ~ってみてたけど、
時間がたつにつれ考えてしまう
おとうちゃんが男性から女性に変わる
それが離れる理由にはなりえなかった関係…すごいな
自分だったらどうだろう
うちにそれは起きないだろうけど、
何が起きたら、もう一緒には暮らせないと思うんだろう